住宅特集2021年10月号「山の家・海の家──どこでどう生きるか」に氷見移住ヴィレッジが掲載されました

今年氷見にできた移住・定住促進住宅「氷見移住ヴィレッジ」が新建築社から発行されている『住宅特集2021年10月号〜山の家・海の家 どこでどう生きるか〜』に掲載されました。

移住定住促進住宅とは、富山県氷見市への移住を希望する方が一定期間利用可能な住宅のことです。

設計は能作文徳さんです。氷見では商店街にある『考えるパンKOPPE』でもお馴染みです。施工はひみ里山杉活用協議会のメンバーである東工業です。

家やヴィレッジの風景にも氷見らしさを感じられるよう、黒瓦と氷見里山杉を用いた2つのタイポロジーの分散配置を提案した。一つはリタイア世代向けの平屋タイプ、もう一つは夫婦と子供を想定した町家タイプである。駐車場を道路側にまとめ、切妻屋根がずれて重なり合う家並みを生み出している。コンパクトな家だが、畑に通じる外土間を持ち、畑仕事の休憩や農具置き、食料の保存や乾燥の場として使うことができる。冬季の風に考慮した原生種の列植は小さいものから育て、その成長を楽しむことができる。庭、畑や外土間で過ごすことでヴィレッジの住民同士や近隣住民が接し合い、地域に触れる機会を生む。馴染みある切妻屋根のタイポロジーは崩れかけた家並みの風景を修復する。田舎の生活、山と海のめぐみ、冬の雪と風、漁村の街並み。それらの資源の中に身をおく暮らしがより鮮やかに感じられる家である。はじめに建った2棟をきっかけに、より多くの移住者を迎えるヴィレッジとなってほしい。

出典:能作文徳建築設計事務所「氷見移住ビレッジ」引用

弊社からは沢山のひみ里山杉を納めさせていただきました。

構造材から内装材、外装材と隅から隅までふんだんに使っていただきました。

初めて氷見で住む人に地元で採れる里山の恵みの素晴らしさを肌触り・香り・温もりを通じて感じて欲しいです。

この家に住んでひみ里山杉の魅力に感じて頂けたら嬉しいです。